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トミーテック技MIXスペースクラフトシリーズの作り方

世間での評判を聞いていますと、ISS国際宇宙ステーション(完成時)と(計画時)に対する不評がありますね。
その理由と言うのはピンが穴に対してキツイとかゆるいとかの様です。

〈トランクウィリティー
本体に接続するピンが穴に対してキツイ。
私はピンを縦に半分に切った上で接着しました。
トランクウィリティーを真横からみた場合、ピン上半分を切除。

太陽電池パドル〉
トラスの穴が小さくパドルの方のピンが大きい。
私はピンを縦半分に切った上で接着しました。
太陽電池パドルを真上からみた場合、ピンの左右どちらか半分を縦に切除。
筆者は常に右側半分を縦に切除。
これはトラスの側を1.2mmや1.3mmのドリルで穴を広げてもよいのですが、お金かけずに改善する方法として試しました。

〈計画時のロシアモジュール〉
本体のピンに対してロシアモジュールの穴がキツイ。
本体のピンを切除した上でロシアモジュールを瞬間接着剤で接着。

〈折れ易いロボットアーム A13、A16〉
アームの先端部を切れのいいニッパーでゆっくりと切除。
ゆっくり歯を入れる理由は、余計な加圧をかけない為です。
その反対は直ぐに切除せず、邪魔な外周ランナーを切除してニッパーを良い角度で入れ易くする。

ランナーの外周を切除するのは、アーム反対の側に歯を入れようとすると目にみえませんが、先端部がランナーに押し付けられるからです。
その加圧でロボットアームが折れます。
邪魔なランナー外周がなくなったところで、部品真横からニッパーで歯を入れます。

私の場合ですが、切り口の成形に時間をかけたくないので、最初から部品の切り口が奇麗になる様に歯を入れます。
よくプロモデラーがやる早い歯入れ(切除)は切り口がささくれます。
もちろん後から切り口を成形するつもりでプロモデラーはそうしているのですが、最初から奇麗にやる様にする方が手間が省けます。

上記を読むと手を入れないと完成しないの?と思う人がいるかも知れませんが、普通に模型をやって来た人なら上手く行くと思います。
けっして偉そうに言うのではないのですが、細いピンを縦半分に切除することが出来れば、他の模型でも役に立ちます。

あとフジミさんの艦船模型も極細のパーツがありますが、折れない様にランナーから切除するのには経験が必要ですね。
極細パーツの取り扱い試練と思い、ロボットアーム A13、A16も挑戦するといいのかも。