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ノードリード(NordLead)とヤマハ(YAMAHA)CS-01

普通ノードリード1と言うと右肩が落ちたものが一般的です。
みなさん角落ちをスラントと読んでいますよね。
これはノードリード2と同様にスラントがないタイプで、少数のみ生産された貴重なものです。
ノードリード1のOSバージョンは2.6が最終バージョンだと思っている人が多いのですが、実際には2.7が最終になります。

歴代ノードリードの中で1が一番音が太く芯があると言う人は結構いたりします。
2になるとアジア製の部品を多用することで価格を下げていますが、1は欧州の部品を使用しているので値段も高かったですね。
部品の違いは、ズバリ耐久性の違いになります。
本体+拡張ボードで30万円もしていました。

下の方に映っているのは、長い間世界最小のアナログシンセと言う地位をキープして来たCS-01です。
たまにDCO制御と間違えている人がいますが、きっちりVCOのアナログシンセです。
今は雑誌の付録のものや、コンパクトなアナログシンセがあるので、世界最小の座は譲りましたが鍵盤付きで良い音の出る使えるシンセです。

批判もあり、たいした音ではないと言う人もいますが、音の出力環境にもよると思います。
それとツマミのオペレーションにどれくらい慣れているのかとか。
良い形で、ツマミの設定をしてやると感動するくらいに綺麗でスッキリした音が出ます。
回路が単純な分、音に濁りがなくスマートでありながら、それなりに太いです。
中古市場で定価を上回るシンセと言えば、ヤマハCS-01とコルグMS-20くらいじゃないですかね。

まずCS-01を購入以来手放さずにいる人は、その素敵な音にピンと来た人に間違いないでしょう。
坂本龍一のスウィートリベンジでポルタメントが掛かった音が出て来ますが、CS-01と言われています。
ツアーの時には、ステージに黒いCS-01が登場していました。

ノードリードと比較しても、CS-01が良い音だなと思うことは多々あります。
筆者はエコーマシンに繋げて「宇宙からの音だ!」とかやっています。
まさに「シンセの中に宇宙がある」です。